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大川地区に捧げる

8/31/2014

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東日本大震災で大きな犠牲をだした「大河地区」で子を亡くされた親達への、私からの些細な励ましです。説明文を付けました。
津波に飲み込まれた町は私の到着を、ひまわりと待っていてくれた。ひまわりは塩害土壌でも良く育つと言われているので、住民とボランティアが植えたもの。瓦礫の海の真っ只中に咲き誇る『生き抜く力』は、涙が出るほど美しかった。

幼い人達は大人達の『ひまわり』になった。避難所で幼い人達の笑顔と笑い声が、「なんとかやってみよう」という気力を大人達に与えてくれた。

大川地区では、その『大人の心のひまわり』を、津波が根こそぎ連れ去ってしまった。小学校責任者が指示した避難路が、多数の死につながる原因となってしまったからだ。教育委員会が学校側の誤りを認め、父兄に謝罪するのにも数ヶ月要ったことが、事態をさらに悪化させた。地区の父兄の意見が分かれた。学校側を訴えようとする者。愛児の死を天災の結果と認め、前向きに生きようとする者。「そっとしておいてほしい」とただ懇願する者。意見の相違が生存者の心の傷をさらに深めていった。

「学校のグランドに、皆でひまわりを植えよう!」と父兄の一人が発案した。痩せたココロにひょろひょろ伸びだした新芽。それを見た父親達は水と土を運んだ。母親達は草むしりをした。ひまわりの世話をしている親の心に、微か一条の光がよぎった。

「死んだ子供達は、『俺たちにこのまま後悔と非難に埋もれていけ』とは思っていないはずだ。」 

「死んだ子供達のために、なんとかやってみよう。」

その夏、『生き抜く力』のシンボルは太い茎をつけ、太陽に向けて大きく咲いた。

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    巓洋

    三代続いた酒蔵の家名を受け継ぎ、「山頂から見守る大洋」という名に恥じぬ芸術家になろうと歩んでいます。

    看護師として様々な異文化に触れることができました。だから、ニューヨークのHIV感染者、インディアン保留地と北極圏に住む原住民、旧ソ連共和国の結核診療所の看護師、東日本大震災被災地の住民が、私の心の師匠であり、その方々との交流が『命の創作』の源です。

    同情に左右されず、共感、理解から物事を判断する力を、看護師として育んできました。生活習慣、価値観の違いの奥には、人種を超えて共通な人間性があります。その人間性を色んな角度から浮き彫りにした私の作品を通し、他国民への理解を深め、人としての『己のあり方』を振り返る機会を与えることができればと願います。

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